
札幌でランニングを始めるとき、本州の方と違って先に決めておきたいことが1つあります。いつ始めるかです。雪が積もると、夏に走れた川沿いや公園の道はそのままでは走れなくなります。今の時期に始めるなら、雪が来たあとの行き先までセットで決めておく。雪解けを待つなら、待っているあいだに何をしておくかを決めておく。どちらでも始められますが、決めずに始めると、最初の雪で止まりやすくなります。
そのうえで、始め方は大きく4つです。**一人で走る、練習会に出る、ランニングクラブに入る、指導を受けて始める。**費用も、走る回数の決まり方も、冬の扱いも違います。
書いているのは、西区の琴似でジムとランニングのグループ指導をしている側です。4つ目は当店でも提供していますが、一人で気ままに走りたい方や、大会を目指す仲間を大勢つくりたい方には、ほかの形のほうが合います。
札幌で走り始めるなら、先に決めるのは「いつ」
秋に始める場合、走れる期間は雪が積もるまでの短いあいだです。ここで距離を伸ばそうとするより、「週に何回、外に出るか」を体に覚えさせる期間と考えたほうが、冬を越えたあとにつながります。そして、雪が積もった日にどこで動くかを先に1つ決めておきます。西区なら西区体育館の2階に1周140mの屋内コースがあり、一般は当日430円です。雪道・屋内コース・ランニングマシンの比べ方は札幌の冬もランニングを続けるにはにまとめています。
雪解けを待って始める場合、走り出す日まで何もしないと、春の最初の数週間は体が重く感じやすくなります。冬のあいだに脚やお尻、体幹を動かしておくと、外に出た日の負担が違います。ジムに限らず、家での体操や公共施設でも構いません。冬の運動の選択肢は札幌の冬の運動不足の解消法に費用順で並べています。
どちらが正しいということはありません。決めておきたいのは、始めた後に雪で止まったとき、どこへ戻るかです。
始め方は4つ。費用と頻度と冬の扱いで比べる
| 始め方 | 費用 | 走る回数の決まり方 | 札幌での例 | 冬の扱い | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 一人で走る | 0円(シューズ代など) | 自分で決める | 自宅の周り、川沿い・公園の周回 | 雪道か屋内コース・マシンへ自分で切り替える | 時間が不規則で、決まった日に集まれない人 |
| 練習会に出る | 会による | 開催日に合わせて参加 | ランサポート北海道(東区 丘珠空港緑地公園) | 公式サイトに記載なし | まず一度、人と走ってみたい人 |
| ランニングクラブに入る | 会費(会による) | クラブの練習日(例:月1回の集合練習) | 札幌走ろう会(豊平川河川敷など) | 公式サイトに記載なし | 大会を目指す仲間をつくりたい人 |
| 指導を受けて始める | 月額・回数券など | 教室の開催枠から選ぶ | ランニング教室、ランニング指導のあるジム | 教室による。参加前に確認 | 走り方に不安があり、最初に一度見てほしい人 |
一人で走る
費用がかからず、自分の都合で走れるのが一人のランニングです。仕事の時間が日によって変わる方には、いちばん予定を組みやすい形です。
始めたばかりの頃に困るのは、走る場所です。信号の多い歩道では止まっては走るのくり返しになり、ペースがつかめません。札幌なら、川沿いの遊歩道や、1周の距離が分かる公園の周回コースを1つ決めておくと、今日は何周、と目安が立てやすくなります。
一人で走る場合に一番起きやすいのは、続かなくなることより、走り方を誰にも見てもらえないまま距離だけが伸びることです。膝やすねに違和感が出たら、距離を伸ばす前に一度、人に見てもらう機会をつくったほうが安全です。
練習会に出る
一人で走ることに不安がある方が最初に試しやすいのが、参加型の練習会です。たとえばランサポート北海道の練習会は、レベルや年齢を問わず参加できる練習会として案内されていて、場所は東区の丘珠空港緑地公園(1周1km・3.9km・6kmの周回コース)です。申し込みは前日までにLINEかメールで、天候による中止もあるため、当日も連絡が取りやすいLINEが勧められています。料金と冬の開催は公式サイトに記載がないので、申し込みのときに確認してください。
練習会のよいところは、入会しなくても「人と走るとどうなるか」を一度試せることです。一人のときよりペースが上がる方もいれば、周りに合わせるのが負担になる方もいます。どちらだったかで、次にクラブに入るか、指導を受けるか、一人で続けるかを決めやすくなります。
西区から参加する場合は東区までの移動になります。続けて通える距離かどうかも、参加前に見ておきたい点です。
ランニングクラブに入る
大会を目標にしたい方、一緒に走る仲間がほしい方には、ランニングクラブがあります。札幌走ろう会は、おおむね月1回、会員が集まって走っているクラブで、9月の練習会は豊平川河川敷を46名で走ったと報告されています。北海道マラソンなどの大会に会員がそろって出ているのも、クラブならではです。会費と冬の活動は公式サイトのトップには書かれていないので、見学や入会の問い合わせのときに確認してください。
クラブは、集合練習が月1回のように少ない場合、それ以外の日は結局一人で走ることになります。仲間と大会を目指す場として入り、ふだんの練習は自分で組む、という使い方になります。
指導を受けて始める
最初に走り方を見てもらってから始めたい方には、ランニング教室や、ランニング指導のあるジムがあります。教室によって形は違いますが、走る前のウォームアップや、脚の運び方、腕の振り方を見てもらえます。
指導つきの形は、費用がかかる代わりに、最初の自己流が固まる前に直せるのが利点です。一方で、教室の開催日に合わせる必要があり、それ以外の日にどこで走るかは自分で決めることになります。
どれを選ぶか。週に何回走れるかで考える
4つのどれにするかは、性格や目的によって変わります。ただ、どの形を選んでも、運営している側から一つだけ伝えたいのは頻度のことです。
初心者の方から「最初は無理せず週1回で」と聞くことがよくあります。当店の代表は、これについてこう話しています。
「確率論なら週2。トレーナー観点では週2の運動習慣はほしい。身体を変えるためにも。科学的な観点でも。」
週1回と決めると、1回休んだだけで2週間空きます。年齢や運動歴にもよりますが、走り始めの時期ほど、週2回の習慣にしておいたほうがよい、というのが代表の考えです。2回とも走る必要はありません。1回は走り、もう1回はジムや家で脚と体幹を動かす、という組み方でも構いません。
もう一つは、目標の大きさです。走り始めてすぐにフルマラソンを目標にする方もいます。代表は大きな目標について「その大きな目標に対して発生するリスクを許容できるならいい」と話します。大きな目標ほど、練習量も、脚への負担も、そのあと走り続けるための時間も増えます。それを受け入れられるなら目指せばいいし、まだ分からないなら、まず「雪が来るまで週2回」のような、続けられる目標から始めても遅くはありません。
選び方をまとめると、次のようになります。
- 自分の時間で走りたい:一人で走る。走る場所と、雪の日の行き先を先に決める
- まず人と走ってみたい:練習会に一度出る
- 大会を目指す仲間がほしい:ランニングクラブ。集合練習以外の日の練習は自分で組む
- 走り方を最初に見てほしい:指導を受けて始める。走らない日の過ごし方も合わせて考える
走り方を教わりながら始める(Legame 札幌琴似店)
当店「絆 Style-gym Legame 札幌琴似店」は、地下鉄東西線 琴似駅1番出口から徒歩1分のジムです。ランニング・マラソンのコースでは、30分のグループ指導で走り方を教わり、60分のランニングで一緒に走ります。開催は毎週木曜の18:00〜19:30と土曜の13:30〜15:00で、月8〜9回程度ある開催枠の中から、グループ指導を月1回、ランニングを月2回選んで参加できます。


走らない日は、ジムが通い放題です(平日・土曜 10:00〜21:15、日曜・祝日 10:00〜17:15、木曜定休)。ランニングの日に加えてジムで脚や体幹を動かせば、先ほどの「週2回」が組みやすくなります。2階にはランニングマシンもあるので、雪が積もってから外を走れない日はここで走れます。

月額は8,900円(税別)からです(キャンペーン中。入会金0円・初月月会費0円。詳しくはランニング・マラソンのページ)。
こういう方に向いています。
- 走り始める前に、一度フォームを見てもらいたい方
- 一人だと走る日を決められず、決まった曜日があったほうが続く方
- 走るだけでなく、走らない日にジムで体をつくりたい方
- 地下鉄東西線の沿線に住んでいて、雪の季節も駅から近い場所で動きたい方
向かない場合もあります。 毎朝早い時間に一人で走りたい方は、当店の開催枠には合いません。木曜の夜と土曜の昼に予定が入りやすい方も、参加できる日が限られます。大会を目指す仲間を大勢つくりたい方には、ランニングクラブのほうが合います。
雪や荒天の日のランニングの扱いは、参加前に公式LINEで確認してください。
次にやること
まず、始める時期を決めてください。雪が来る前に始めるなら、雪の日の行き先も一緒に1つ。雪解けを待つなら、それまでの冬に体を動かす場所を1つ。そのうえで、一人・練習会・クラブ・指導つきのどれで始めるかを選びます。迷うなら、練習会に一度出てみると、自分が人と走るのに向いているかが分かります。
走り方を教わりながら始めたい方は、ランニング・マラソンのページで開催時間と体験の申し込み方法を確認できます。ジムそのものを見てから決めたい方は、琴似のジム Legame のトップページから見学を申し込めます。


